パンの種類と分類
日本には、パンと言っても様々な商品がありその種類も色々ありますよね。 そしてそれを種類によって例えば、食パン、菓子パン、フランスパンとか呼んだりしていると思います。でも日本では、パン特に決まりや規則がある訳では無いのでそれを分類することは、結構難しいです。ドイツのようにローゲンミッシュブローとヴァイツェンミッシュブローとでライ麦と小麦の量のどちらが多いかで決められていたりアメリカのようにレーズンパンと言えるのは、レーズンが小麦粉に対して50%以上含まれている製品だけとか規則で決めている国もあります。しかしほとんどの国では、規則は、ありません。日本でも例えばアンパンと呼べるのはアンコが製品重量の30%以上みたいな規則は、ありません。これから書く分類は、私の思う日本で一般的と思われる分け方です。今風に言えば「諸説あります」となります。
A 食パン
主食用として用いられるパンで、食パン型に入れて焼いたものを言います。蓋付型で焼いた製品が角食パンフタ無し型で焼いたのが山形食パンです。イギリスパンやダブルソフトなどです。もっともイギリスにイギリスパンはありませんしまるで菓子パンのような配合の高級食パンの人気でお店がどっと全国に増えていますよね。食パンといっても最近は、主食としてのパンからプチ贅沢食パンまでとても幅広く製品が揃っているので選ぶ楽しみが増えました。
角形食パン(フタをするので目の詰まったパンになるのでサンドイッチなどに適している)、山形食パン(フタが無いので上によく伸びるので目が粗く焼くとぱりっとする)など
B ロールパン (テーブルロール)
主食用として用いられるパンで、生地を巻いて仕上げ、型に入れないで焼いたパンです。
バターロール、ホットドックロール、コッペパンなど筋のある物からツルッとした形状のものまで含みます。巻く事によってキメの細かい内層(パンの中)になりバターやジャムを塗っても染み出しにくいパンになります。食パンも一部を除き同様の目的で巻いています。二回、三回と巻く場合も有ります。
C 菓子パン
主として間食用に用いられ、嗜好的な要素が強いパンです。基本は、甘いパンとなり高カロリーですが、まあ体に悪い物は美味しいく感じることが多いので世界各国で仕事をしましたがどこの国で甘いパンは、たくさんありました。アメリカでは、スイートロールというジャンルが近いです。メロンパンは、実は、メキシコの貝殻パン(コンチャ)、日本で生まれたと起源に諸説あります。メロンパンについては、別にまた、書いてみたいと思います。
①焼いたパン
日本式菓子パン(あんパン、ジャムパン、クリームパン、メロンパンなど)
欧米式菓子パン(クロワッサン、デニッシュなど)
②揚げパン
イーストドーナツなど(膨張剤で膨らむケーキドーナッツは、お菓子)
D 硬焼パン (ハースブレッド、ハードブレッド)
ヨーロッパ風の食事パンのほとんどがこれに当たります。表面が硬いパンになります。
フランスパン、ドイツパン、イタリアパンなど
E 調理パン
焼き上げたパンに調理食材を挟んだ普通の調理パンと、生地に調理食材を包んだり、挟んだりした後で焼き上げた調理パンの2種類があります。
焼きそばパン、ソーセージパンなど
F バラエティブレッド
一般的には普通の白い食パンや食卓パン以外の食事用のパンのような分類であいまいです。
ベジタブルブレッド、ぶどうパン、チーズパンなど
G 発酵菓子
イーストを使ってつくる欧風菓子です。
サバラン、ブリオッシュ、など
H 蒸しパン
生地を焼く代わりに蒸して完成させたパンです。これらの製品は、名前はパンですが菓子に分類されます。
チーズ蒸しパンなど