石窯の土台

石窯の土台をつくります。

道具と資材

左官コテ、シャベルまたは、左官グワ、セメントトロ、ゴムハンマー、重量ブロック、セメント、砂、水、
グラインダー、グラインダー用ダイヤモンドカッター(ブロックカットに使用)

重量ブロックには、横鉄筋用の溝があるもの、片側が平らなもの–コーナーに使う、両側が凹んだものがあります。

ブロックを積み重ねる基準を確認する

最初にブロックを1cmの間隔を空けて並べ、位置合わせをします。1cmの隙間は、ブロックとブロックをモルタルで固定するための隙間です。この時に、水平と直角を確認して鉛筆やマーカーで基礎のセメント上に印を付けます。水平が合っていない時は、ブロックを何ミリあげれば良いか確認してそのブロックを並べる時にモルタルの厚みをを調整します。きっちりとブロックの積み上げ位置を合わせたい時は、凧糸などを杭で固定してブロックの外側、上部のコーナーに沿って水平の調整分を加えて貼っておけばモルタルを基礎にのせた時に位置がずれずに、水平も取りやすくきっちりとならべられるのでおすすめです。

モルタル作り

砂2、セメント1、の比率でセメントトロに入れてシャベルでよく混ぜます。水を少しづつ加えて耳たぶ程度の硬さに仕上げます。固すぎるとモルタルで固定する際にゴムハンマーでの微調整ができません。柔らかすぎると潰れてしまい積みしろ1cmがうまく合わせられません。

ブロック積み

モルタルができたらいよいよブロック積みの開始です。コテにモルタルをとって基礎にブロックの形に合わせてのせます。ブロックの次のブロックと合わさる部分(目地部分)にコテでモルタルを盛って基礎に置いて軽く手で叩くかこゴムハンマーを使い固定します。水平と直角を確認し合わせます。位置を調整する時に、目地のモルタルが落ちることが多々ありました。生クリームの絞り袋のような目地バックを使うとやりやすいと思います。ブロック積みは、最初がきちんとしていないと基準がなくなるのでしっかりと合わせます。ただし、このブロック積みは、正確に積んでいくのはかなり難易度が高いですが、多少の誤差は、石窯の場合致命傷にはなりません。焼き床と火床の水平を乗せる時にモルタルで調整すれば、なんとかなってしまいます。一段目に鉄筋をセメントで固定します。私の場合は、また壊す事も考えて鉄筋は、最小限の四隅に鉄筋を入れました。重量ブロックの長さが合わない分は、グラインダーでダイヤモンドカッターを使うと簡単に切断できます。あとは、一個ずつブロックを積んでいくだけです。鉄筋は、段積みしながらセメントを穴に入れて固定し、最後の段のブロックに横に鉄筋を並べてセメントで固定します。


ブロック積みは、プロの方なら1日で終わるのでしょうが素人の私は、一段ずつ乾かしたので3日かかりました。

次は、火床の製作になります。