世界のお菓子の歴史 3 近代から現代

近代

1615年スペインの王女アンヌ・ドートリッシュがフランスのルイ13世に嫁いだときチョコレートが初めてフランスにもたらされました。

70年余にも及んだルイ14世の治世期にパイを始め様々な新しいお菓子が生まれました。 現代の菓子の中核は、フランスのブルボン王朝(1589~1792)の時に形作られました。現在でも、料理や菓子を語るに当たって、フランス料理、フランス菓子と言われるゆえんです。

一方、ハプスブルグ家の支配によるオーストリアでもウイーンを中心として宮廷文化が開花し、レベルの高い数々のお菓子が生まれました。

現代

お菓子に膨張剤として卵を泡立てて利用したのは十八世紀初頭のころで、イギリスでパウンドケーキが登場したのもこの頃でした。以降十九世紀にかけて欧州に広まっていきました。1789年のフランス革命まで、お菓子を食べることは貴族や一部富裕層の特権でした。蜂蜜、砂糖等の素材は高価であり、しばしば特別な贈り物とされていました。

しかし、革命後、菓子職人達はもう雇ってくれる人々がいなくなり、やむを得ず店を開きました。1800~1815年の間、製菓職人の露店数がフランス全土で増加したといわれています。市民社会の成立で大都市の発展とともに小さな露店が本格的な店舗となっていきました。この時期以降、従来高級品で上流社会の人々のみの貴重品だったお菓子がやっと庶民にも広がっていきました。1790年代のアメリカで木の灰から作られた真珠灰と呼ばれる炭酸カリウムの膨張剤が考案、1850年ころ、石鹸臭さが難点だった真珠灰にかわり現代のケーキ製造に欠かせない「ベーキングパウダー」が発明されました。

ルネサンス時代から19世紀にかけてお菓子とパン作りの技術は、大きく発展し現在売られている製品の多くは、この頃考えられた製品です。

現在の日本では、数え切れないほどのお菓子が溢れていて様々なお菓子をお店やコンビニで買う事がで来ます。さらに世界中のお菓子もネットで買う事ができる物があふれています。これらができるようになったのは、
大量生産できる生産設備の進化
均一な品質の材料を大量生産可能になった
製品品質を長期間保つ技術の進歩
製品を消費者まで届ける物流の進化
により私達がさまざまな製品を選ぶ事が可能になりました。お菓子のような商品は、平和な時代に進歩して広がります。世界は、いろいろな問題に直面していますが、それでも普通の人々が楽しくお菓子を食べられる日本は、幸運だとも言えるでしょう。