煙突とアサヒキャスターの天井製作
排気用パイプを取り付けるには、穴を空けなければならず私には、難しいです。穴の位置も丈夫に熱溜まりを作りたかったので、排気を入り口側に取り付けることとしました。二枚の石板に穴を半分ずつ空ける事も考えましたが、強度が心配です。色々考えた結果思いついたのが型枠を作り排気用パイプを予定の位置に置いてそこにアサヒキャスターを流し込み、固める方法です。こうすると簡単に希望いる位置にパイプを固定できます。
道具と資材
左官コテ、シャベルまたは、左官グワ、セメントトロ、ゴムハンマー、アサヒキャスター、水、ノコギリ、丸のこ
型枠用にコンパネ、60×60程度の角材、排気用のパイプ
型枠作り
型枠は、窯の寸法に合わせてサイズを決めます。内側の寸法がそのサイズになるように角材をカットします。コンパネ合板は、大きめにカットして有ればピッタリに作る必要はありません。片枠を釘か木ネジて組み立てて、コンパネにしっかりと止めます。止める時に長い木ねじがあれば上から止めた方が型枠から角材を外す時に簡単です。下から止めると斜めに型を持ち上げ下からネジを外すのでやりにくいです。コンパネは、ツルツルしているのでわかると思いますが、黄色っぽい方がコンクリートが触れる側なので間違えないようにしましょう。
平らな所に型枠を置いて、パイプを正しい位置に置き周りをマジックで印をつけるなどで目安を作ります。アサヒキャスターを流し込むと数日動かせないので、邪魔にならない場所にしましょう。少し柔らかめにこねたアサヒキャスターを少しづつ外側からパイプ側にアサヒキャスターを型に流し込みます。この時に、パイプがずれないようにパイプを押さえながら周りをアサヒキャスターで埋めていきます。
排気用のステンレスパイプは、ネットでたまたま見つけた小樽の薪ストーブ製造販売新保製作所の製品を購入しました。価格が安く、焼け色がきれいだとのことで火入れ後が楽しみです。
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レンガ積み
アサヒキャスターが固まるまで側面の壁を積み上げます。耐火煉瓦は、水に浸けておくとアサヒキャスターの水を吸いにくいので比較的扱いやすくなります。入り口には、火床で燃やした熱が逃げにくいように火床に使ったものと同じ耐火煉瓦を使います。厚みが65mmあるので焼き床の13mmとの差52mmのふところを作ることができるので熱が逃げにくくなると思うのですが、効果を期待しています。サイドには、半分にカットした耐火煉瓦を同じ高さになるように積みます。
耐火煉瓦を入り口に2段積み、残りの部分は、3段積みます。一晩置いてから入り口に耐火煉瓦を積みます。アサヒキャスターは、は、セメントのように一晩では、かちこちにならないので横方向や上方向への力を加えないように気をつけましょう。比較的簡単に崩れてしまいます。私は、レンガにアサヒキャスターを盛って横方向はくっつけたのですが、アサヒキャスターは、崩れやすいので苦労しました。レンガを下面だけで並べてからレンガの間は、目地バックにに詰めたアサヒキャスターで埋める方が簡単に思います。試してみてください。
さらに天井の高さまで積み上げます中央は、1段多く積み熱溜まりを作ります。熱溜まりがどの程度の効果があるかわかりませんが、天井が平らだと熱がすぐに排気されてしまい効率が悪くなるので必要と考えました。
アサヒキャスターが、完全に固まったら型枠を外します。コンパネには、アサヒキャスターがくっ付かないのでツルツル滑りますから慎重にコンパネから角材を外します。裏から止めた場合は、斜めにして下側の角材を1カ所残してバラします。入口側にアサヒキャスターで固定します。
次回は、焼き床を作ります。